架空ブログ撲滅には皆様からの情報が不可欠です。
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怪しいブログを見かけましたらご一報頂けると幸甚です。
ぽに川淳二です。
今回は私が体験したお話をひとつ。
先日ね、こんなことがあったんです。
近所に住むー、歳の頃40くらいかな。
それぐらいのおばさんがいるわけだ。
まあお名前を仮に「め組さん」としときましょうかね。
その人がね、「どうも最近嫌がらせをされている」と、こう言うんですよ。
そりゃあけしからん奴もいるもんだねえと、私もよせばいいのに話を聞いてみたくなっちゃって。
で、め組さんが話をするより現場を見てもらった方が早いってなもんで、め組さんの家に行くことになったわけです。
あとから思うとね、やっぱりこういうことに興味本位で首を突っ込んじゃいけなかったね。
で、薄暗ーい路地をしばらく歩くとめ組さんの家に着きましてね。
まあ家自体は普通のよくある家ですよ。
でもねー、なーんだか良くない感じがする。
気のせいだったらいいなーなんて思ってたら、
め組さんが「家の中に入ってくれ」なんて言ってきてね。
あたしゃてっきり嫌がらせっていうもんだから、窓ガラスを割られるだとかさ、落書きだとか騒音だとか、まあそういう類の話だと思ってたんですよ。
だからちょっと驚いちゃったんだけども、言われるがままに家の中のある部屋に通されまして。
そこは電気もついてない真っ暗な部屋でね、最初はおいおい何にも見えないよーなんて思ったんだけど、
よーく目を凝らしてみると、暗ーい部屋の中にね、ぼんやりと光るものがある。
なんだろうなー、怖いなーなんて思ってるうちにちょっとは目も慣れてきたのかな。
改めてよーく見てみると、光ってたものはどうやら一台のパソコンらしい。
その時にはこの家に入ったときのいやーな感じはまだ続いてるどころかますます酷くなってきてね。
いやだなーもう帰りたいなーなんて思って、私もしびれを切らして「め組さん、現場に行くなら早く連れて行ってくれ」っつってみたわけだ。
するとね、め組さんの指がすぅーーーっと動いてね、何とそのパソコンを指さしたんです。
私ももうわけわかんなくなっちゃって。
で、め組さんがぼそぼそとした声で「いいから見てみろ」っつーんで、仕方がないから慣れないパソコンなんて触ってるうちにやっと合点がいった。
要するに、なんてこたーない、嫌がらせってのはめ組さんのやってるブログに対するもののことだったんだね。
もう拍子抜けしてがっくりきちゃって。
め組さんそりゃあんた、ブログなんてやってりゃそういうこともあるだろうさと。
それによくよく見てみると何だいこのブログは。
あんたこれ借金もないのにあることにしてさ、家族もいないのにいることにしてるじゃないか。
私も古い人間なんでインターネットなんてもんのことは詳しくないけども、
要するに嘘の話で同情を惹いて広告収入っていうのかな、それで荒稼ぎしてるわけでしょう。
そりゃあーこんなことしてたら酷いコメントを書かれても自業自得ってもんだ。
私は帰らせてもらうよ…
そう言おうとしたんだけれど、め組さんのブログ、どこだか分かんないけどまーだなんか違和感を感じる。
あれー、なにかなー、なんでだろうなーなんて思ってたらね、
また私もこういういらないところで妙な勘が働いちゃって。
見つけちゃいけないものを見つけちゃったんです。
いや、見つけたってのはちょっとおかしいかな。
何てったって、あるはずのものがないんだから。
め組さんね、さっきからさかんに酷いコメントを書かれたとかね、
自分を中傷するメッセージが届いたとか言ってたんだけど…
ないんですよ。
ブログに。
コメ欄が…
私ももう怖くって背筋までゾーッっとしちゃって。
こうなったらもう早く帰りたい一心で、め組さんあんたこれコメ欄もないんだから酷いコメントなんてされようがないよ、あんたの被害妄想だから早く帰してくれってね、はっきり言ってやったんです。
そしたらめ組さん急に怒ったような顔になって、いや間違いなく自分は攻撃されている、っつって聞かない。
このままじゃ埒が明かないってんで、逆に聞いてやったんですよ。
そんなに言うなら誰から攻撃されてるか教えてくれー、って。
そしたらまたね、め組さんの指がすぅーーーっと動いて…
こう言ったんです。
「おまえだーーーーーッッッ!!!!!!!!」
ぽに川淳二でした。